環境省は、ライフサイクルの脱炭素化のため、移動の際に排出されるCO₂を減らすべく、再生可能エネルギー電力と電気自動車EV、プラグインハイブリット車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)の普及を目指し、【ゼロカーボン・ドライブ】通称ゼロドラを応援する取り組みを始めました。
◆参照:環境省
ゼロカーボン・ドライブ(ゼロドラ)
目次
どんな補助金?
環境省が経産省と連携し【再エネ電力と電気自動車や燃料電池自動車等を活用したゼロカーボンライフ・ワークスタイル先行導入モデル事業】です。
対象となる車両や設備を購入する個人、地方公共団体、中小企業等に対し、購入時に補助金が支給されます。電気自動車の場合は最大80万円補助されます。
◆出典:
環境省「再エネ電力と電気自動車や燃料電池自動車等を活用したゼロカーボンライフ・ワークスタイル先行導入モデル事業」
対象者は?
対象となる車両や設備を購入する個人、地方公共団体、中小企業等が対象です。
※2020年12月21日以降、新車新規登録(登録車)または新車新規検査届出(軽自動車)された車両が対象。補助金の申請受付は2021年3月26日より開始。
条件は?
4年間の「再生可能エネルギー100%電力の調達」と「モニター制度への参加」が要件となっています。
再生可能エネルギー100%電力の調達に関して
下記の3つの手法が原則となっています。
①自家発電、自家消費
~住宅や事業所の敷地内に設置した再エネ電源で自家発電した電力を自家消費する方法
②再エネ100%電力メニューの購入
~小売り電力事業者の再エネ100%電力メニューを購入する方法 電力メニュー一覧
③再エネ電力証書の購入
~グリーン電力証書や再エネ電力由来J-クレジットを、仲介する発電事業者や小売事業者等から購入する方法
「モニター制度の参加」について
再エネ電力やEV等の利用状況の実態調査(最低年1回の入力)、アンケート調査(年1回)、PR活動(任意)等へのご協力が必要です。
・毎月の消費電力量(再エネ発電施設を導入している場合はその発電電力量も)
・毎月の電気自動車等の走行距離
・再エネ100%電力を継続調達していることを示す書類の写し など。
対象車両や設備と補助額は?
車種やグレード、設備によって補助額が異なります。対象となる車種や、外部給電器、V2H充放電設備のメーカーや車種、型式は一覧で確認することができます。
補助対象車両
対象車両 | 補助額 |
電気自動車 | 上限80万円 |
プラグインハイブリッド車 | 上限40万円 |
燃料電池自動車 | 上限250万円 |
補助対象設備
対象設備 | 費用区分 | 補助額 |
充放電設備 | 設備購入費(法人) | 設備購入費の1/2(上限75万円) |
充放電設備 | 工事費(法人) | 上限95万円 |
外部給電機器 | 設備購入費 | 設備購入費の1/3(上限50万円) |
申請方法は?
補助対象期間、申請等提出期限
申請受付開始日の前後で申請手順が異なります。各パターンの申請手順、期限についてはこちらをご覧ください。
補助金交付申請書の提出期限
その他、申請から交付までの流れ等詳細は下記ページをご確認ください。
引用:
令和2年度第3次補正予算 CEV補助金の申請
最後に
今回の補助金は【令和2年度第3次補正予算】です。令和3年度については、条件や補助金額が変わる形で予定されているようです。
車両と外部給電器/V2H 充放電設備の同時購入や「再エネ 100%電力調達」といった要件は付かず、補助金額は、例えばEVは最大40万円、PHVは最大20万円が予定されているようです。
令和3年度は半分の補助額となるため、近々EVや外部給電器、V2H充放電設備の購入を検討されている場合は、今がねらい目です。
予算がなくなり次第終了ということで、申請締め切りが早まる可能性もあり、問い合わせが殺到しているようです。お早めに申請をお勧めします。
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