神奈川県横須賀市にある、横須賀学院様の体育館にてエアコンの新設工事を行いました。
夏場の熱中症対策とアフターコロナを見据えた運動施設の環境改善で、弊社にお声がけいただきました。
室外機の設置場所が体育館のベランダと限られていたので、室外機が大きいビル用マルチエアコンだと室外機の台数は減るものの、大きさ故にベランダの通路をふさいでしまう恐れがありました。そこで室外機1台に対して室内機が1台のパッケージエアコンを選定して、ベランダへコンパクトに収める提案を行いました。また、海沿いの学校のため室外機の選定については“耐重塩害仕様”にてご提案をさせていただきました。
横須賀学院様の体育館は1400㎡と大型の体育館でしたので、室内機については10馬力の天吊型エアコンを選定し、バスケットゴールやセパレーターネットを避ける形でエアコンを設置して、風が体育館の中心まで届くように配置を行いました。
今回の作業にあたり、下記3点に工夫をして作業を行いました。
- 夏休み期間中の作業で部活動も行われていたため、体育館を半分にエリア分けして部活と工事を並行して実施
- エアコン1台ごとにリモコンを設置し、競技によってエアコンのON・OFFができるように対応
- 室外機はガードと転倒防止材を使い、地震による転倒や生徒の接触事故を予防
今回、床面積1400㎡、天井まで高さ12mという規模の体育館へエアコン新設工事を行いましたが、工事後お客様からは「よく冷えている」「お盆前に使えるようになって、生徒も先生も大喜びです」と喜びの言葉をいただきました。
その他、学校体育館へのエアコン新設工事の事例については、下記リンクをご参照ください。
コラム
- 耐重塩害仕様とは
海水や潮風により、塩害の影響を受けやすい環境向けに、錆や腐食を防ぐ仕様となっております。
耐塩害仕様と耐重塩害仕様があり、海までの距離や設置環境により選択が変わります。
※海までの距離が300m以内の場所へは耐重塩害仕様の室外機の設置が望ましいとされています。