大阪府大阪市にある病院にて空調機更新工事を行いました。
お客様は以前より機器から出てくる黒ススが気になっており、弊社で定期的に洗浄作業を実施していました。しかし、エアコンの設置場所が厨房ということもあり油汚れなどによる熱交換器の汚れが酷く、洗浄では黒ススを取り切ることができない状況でした。
そのため洗浄作業後に都度、エアコンの吹き出し口にガーゼを貼るなどして対応はしておりましたが、お客様の悩みを根本から解決させるためにはエアコンを入れ替えるしか方法がありませんでした。
洗浄作業とは異なり入替工事の場合は、病院内で予算を取る必要があると伺ったので、春先に実施をした洗浄作業の報告書をお客様へ提出する際に入替工事の提案を行いました。工事についてはお客様と春ごろから打ち合わせを重ねており、また洗浄作業での実績もあったため弊社に御発注をいただきました。
作業場所が厨房のため、厨房での仕事が完全に停止してから作業に入る必要がありました。また、ユニック車(※)での搬入作業もあり、夜間作業となると近隣からの騒音クレームに繋がる可能性もあったため、室外機の搬入作業は18時頃から行う工程を組んで作業を行いました。
(※)ユニック車とはクレーンを装備したトラックの通称で、人の力で持ち上げることが難しい重量のある積荷を簡単に荷揚げ、荷下ろしをすることができます。
作業は当初予定していた工程通り、スムーズに行われトラブルなく無事に完工することができました。
コラム
- エアコン内部に潜む黒ススとは
エアコンを使用していると、送風口から黒いススが出てくることがあります。その正体はエアコン内部のホコリや油汚れが塊となり付着して剥がれたものです。
送風口から黒ススが出てくるということは、エアコン内部が汚れている可能性が非常に高いです。カビの塊でもあるのでそのまま放置をすれば、黒ススが部屋中に飛び散り健康被害を受けるリスクもあります。
その黒ススを取り除くための対策として、有効的な手段がエアコン洗浄です。エアコンの設置状況、使用状況によっては1回の洗浄で黒ススを完全に取り切れない場合もあります。その際は、黒ススの飛散を防止するために送風口にガーゼを貼るなどの応急処置を施しています。