東京都新宿区にあるテナントビルにて、エアコン工事を行いました。
テナントビルのオーナーの方が、ビル内クリニックに設置されている、エアコンの入替工事を希望されていました。
エアコンを設置してから10年経っており、空調の効きが悪い為「入替工事を見据えて現場調査を行って欲しい」というご依頼をいただきました。
診療所待合室の壁一面が東向きのガラス張りになっており、夏場暑くなってしまうことにお客様が困っていらっしゃいました。
現場調査を行ったところ、2.3馬力のエアコンが設置されており、既存配管のサイズは2.3馬力用のものでした。
既存エアコンの馬力では使用環境に対して能力が低い為、能力を上げることを検討しました。
2.3馬力の機器から能力を上げる為に、3馬力の機器を設置できるか、条件を精査しました。
3馬力の機器を使用する為の標準的な配管の太さより、既存配管は細いものでした。しかし、3馬力の機器は、配管長10mまでは既設配管が使える機器であることが分かりました。
この条件を活かして、既存の冷媒配管を流用しながら、2.3馬力から3馬力に容量を上げるご提案をし、冷媒配管引き直しの費用を抑えることができました。
また、3馬力より1ランク上の4馬力の機器にすると、クリニックに設置されている照明器具やスピーカー等を移設する必要がありました。
その為、2.3馬力の既存機器と外形寸法が同じ、3馬力の機器の設置をご提案しました。
3馬力の機器を設置することで、内装補修費も抑えることができました。
作業は、休診日の1日で2系統分の工事を実施し、クリニックの営業に支障が出ないようにしました。
工事後は、お客様より「大変涼しくなった。真夏のフル稼働時でも涼しくなりそう」というお言葉をいただきました。