お客様から、「現在使用しているエアコンはメンテナンス費用が高いため、新しい機器へ更新したい」とエアコン工事のご依頼をいただきました。
お客様が使用されていたGHPのエアコンは、今回の施工を行う前から修理(圧縮機の交換)が必要な状態でした。そのため、1年に数回必要な定期メンテナンスに加えてさらに、修理費用がかかってしまうことに悩んでおられました。
そこで、ガス代・電気代がかかるGHPではなく、電気代のみがかかる省エネタイプのEHPへの更新工事を提案いたしました。長期間継続して使用することを考えると、ランニングコストを抑えることができます。
室外機の設置場所は道路沿いにあり、複数の系統の室外機がまとめて2m程あるフェンスの中に設置されていました。そこで、クレーンを使い他の系統の室外機と接触しないよう慎重に上から工事対象の室外機の搬出入を行いました。
室外機を搬出入する際、商業施設内の駐車場にクレーンを止める必要がありました。昼間の交通量が多いことと利用者が車を駐車できなくなってしまうことを考慮し、商業施設全体の営業終了後、夜間での作業を提案・実施いたしました。
工事後は、お客様から「室内機を新しい機器に更新したことで、外観がキレイになった」「次の日の営業を快適に行うことができた」と喜びの声をいただきました。
コラム
- EHPとGHPの違い
EHP(電気式ヒートポンプエアコン)
~メリット~
・電気だけで動かすことができる。
・メンテナンス維持費をGHPより低く抑えることができる。
・電気式のためガス配管の工事が必要なく、施工を早く終えることができる。
~デメリット~
・契約電力の基本料金がGHPより高い。
・外気温が低く湿度の高い場合に、霜取り運転が発生するため、その間暖房が使用できない。
GHP(ガスヒートポンプエアコン)
~メリット~
・EHPと比べ電気消費量を大幅にカットでき、節電になる。
・ガスエンジンの排熱を使用しており、外気温が下がっても快適に暖房を使用することができる。
~デメリット~
・定期点検や1年に数回メンテナンスが必要なため、その都度費用がかかる。
・ガスを使用するためガス配管の工事が必要となり、施工に時間がかかる。
◆下記の記事もご参照ください。
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