東京都の【ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業】は「2050年CO2排出実質ゼロ」に貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向け、中小企業等の更なる省エネルギー化を推進するため、省エネ設備の導入と運用改善に要する費用の一部を助成する事業です。
令和6年1月22日(月)から2/20日(火)までの予定で開始された第3回申請が、初日の1/22の17時時点で、予算超過の為、受付終了しました。
1/22(月)の申請は、抽選が行われるようです。
次回の受付は4月から始まる予定ですが、今回、申請予定で申請できなかった件数も多数あると見込まれるため、今回同様の対応になる可能性があります。
令和7年度まで実施予定の補助金ですが、ご検討の場合は早めに準備して、挑戦の機会を増やすことをお勧めいたします。
補助金内容
事業実施年度 | 令和5年度から令和7年度まで(助成金の交付は令和8年度まで) |
事業規模 | 令和5年度予算 34億円 |
受付期間 | 第1回申請 令和5年4月20日(木)~令和5年6月20日(火)まで 第2回申請 令和5年8月21日(月)~令和5年10月20日(金)まで 第3申請 令和6年1月22日(月)~令和6年2月20日(火) まで ※17時必着 1/22で予算超過の為、受付終了。抽選実施 |
助成対象者 | 中小企業等(学校法人、公益財団法人、医療法人、社会福祉法人等含む) ・上記と共同で事業を実施するリース事業者又はESCO事業者 |
助成対象経費 | 設計費、設備費、工事費 |
助成対象設備
◆省エネ設備導入:
高効率空調設備、全熱交換器、LED照明設備、高効率ボイラー、高効率変圧器、断熱窓、高効率コンプレッサ、高効率冷凍冷蔵設備などの省エネ設備
◆運用開演の実践:
BEMS、人感センサー等の導入、照明スイッチ細分化工事などの運用改善
要件 | 助成額等 |
クールネット東京が実施する 省エネ診断を受信し、この提案に基づき 省エネ設備の導入または 運用改善の実施を行うこと。 | ◆助成対象経費の2/3 (助成上限額2,500 万円) ◆助成対象経費の3/4 (助成上限額5,000万円) ※事業所全体のCO2排出量の削減見込みが50%以上かつエネルギー消費量の削減見込みが50%以上の要件を満たす省エネ設備の導入の場合 |
事業者が自ら計画を作成し、 省エネ効果の確認ができる省エネ設備の導入 又は運用改善の実践を行うこと。 | ◆助成対象経費の2/3 (助成上限額1,000 万円) |
準備期間、診断機関の目安
上限1000万円のパターンだと、現場調査や見積作成等、申請書類の作成など2ヶ月程度はかかります。ご検討の際はその期間を見込んでお問合せください。(規模や混雑状況により変動します)
上限2500万の場合は、東京都(クールネット東京)の診断を受けないといけないので、例えば2024年1月に申し込んだ場合、診断を受けられるのは5月~6月頃になるようです。
※補助金詳細はこちらゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業
最後に
環境省や経産省、国土交通省や文部科学省、地方自治体と、様々なところから補助金や助成金が出ています。
今回の事業のように、条件の良いものはすぐに終了してしまいます。
早めに各種補助金の内容を確認し、条件がよりよい補助金について、公募開始直後に申請できるよう、準備しておきたいものです。
省エネ・脱炭素関連設備更新をご検討の際は、お気軽にお問合せください。
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