4月3日に神奈川県のホームページで、『令和5年度中小規模事業者省エネルギー設備導入支援補助金』の情報が公開されました。まだ募集要項が公開されていない為、詳しい内容は分かりませんが本事業担当の環境農政局環境部環境計画課に確認をしたところ4月の中旬から5月の上旬にかけて募集要項が公開される予定のようです。
現段階で、明らかになっている内容をまとめさせていただきましたので、設備更新をお考えの際はご参考にしていただければ幸いです。
中小規模事業者等省エネルギー設備導入支援補助金
省エネルギー設備の導入(更新)をする中小規模事業者に対して、設備導入等に係る経費の一部を補助します。
事業内容
補助対象者 | 中小規模事業者等※ ※「中小規模事業者等」とは、神奈川県内における原油換算エネルギー使用量が1,500kl/年未満で、かつ使用している自動車が100台未満の事業者です。 原油換算エネルギー使用量の算出については、次のシートを使用してください。 「原油換算エネルギー使用量等簡易計算表」 |
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補助対象設備 | ①空気調和設備 ②LED照明設備(調光制御設備の同時購入を含み、光源部のみの交換やLED照明設備からLED照明設備への交換は除く。) ③ボイラー(燃料交換による更新を含む。) ④給湯設備 ⑤コンプレッサー ⑥変圧器(受変電設備の更新を含む。) ~主な条件~ ・補助事業の実施により削減されるエネルギー起源二酸化炭素排出量(以下「排出量」という。)が年間3トン以上であること (例)「電力使用量が年間7,000kWh削減される場合」 7,000kWh×0.457(排出係数)÷1,000≒3.2t-CO₂ ・省エネルギー対策に資する設備を既存設備に替えて導入する事業であること ・補助金交付申請時に、現に補助事業に着手(契約等含む。)していないこと ・補助事業の経費に関して、他の補助金を受給していないこと(ただし、県内市町村が交付する補助金との併用は可) |
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補助対象経費 | 設備費、設計費、工事費 ~主な対象外経費~ ・排出量を削減する目的と関係がない機能等の追加に係る経費 ・予備又は将来用のものに要する経費 ・既存設備と使用用途が異なる設備の導入に係る経費 ・中古設備の導入、土地の取得に係る経費 ・賃借料、処分費、撤去費 ・建物の新築、増改築等に係る経費 ・リース契約及び割賦販売契約に基づき設置する設備及び複数の事業者で共同購入する設備に係る経費 ・消費税及び地方消費税 |
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補助率と上限 | 補助対象経費の1/3(上限 500万円※) ※「かながわ再エネ電力利用認定事業者」である場合は、上限 600万円 「かながわ再エネ電力利用認定事業者」についてはこちら |
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申請受付期間 | 【予定】令和5年6月1日(木曜日)から令和5年8月31日(木曜日)(必着) ※補助金の交付申請は、予算の範囲内で先着順で受け付けになります。 ※受付期間内であっても、予算がなくなり次第、受付が終了になります。 |
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おすすめ | 省エネ診断の受診 今回の補助金は、省エネ診断を受診していなくても交付申請をすることは可能ですが、実績報告書提出時までにできる限り受診することが推奨されています。 省エネ診断は、工場等全体のエネルギーの使用状況や設備の運転状況を調査して、その調査結果に基づき効果的な省エネ対策を提案するものです。 設備更新対策だけでなく、費用のかからない運用対策も提案されますので、これを機に是非受診してみてはいかがでしょうか。 ※診断料は約1万円~2万5千円です。 |
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最後に
今回ご紹介した内容の詳細は、4月中旬から5月上旬に募集要項が公開後に明らかになります。
補助金の交付申請は、先着順ですので設備更新をご検討中の方は早めの準備が必要です。
現時点で何かご不明な点等あればお気軽にご連絡ください。
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