支援内容 | 中小企業版SBT(SME)認証支援 ・WEB講習1時間×3回 ・電話、メールの質問対応 |
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講習内容 | ・脱炭素経営の概要解説 ・SCOPE1,2算定 ・SBT目標設定 ・SBT(SME)申請フォーム、手続き解説 ・SCOPE3 自社事例解説 |
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支援場所 | オンラインにて |
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規模/業種 | 1社 10拠点・コンクリート製造業 |
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当初の理解度 | SBT ★★☆ SCOPE1,2 ★★★ --------------------- 【 理解度の基準 】 ★★★・・自社で算定、SBT目標設定済み ★★☆・・大方理解しているが、算定はしていない ★☆☆・・概要は知っているが、良くわからない |
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取組の主な動機 | リーダーシップを発揮したい 顧客からの要請 経営トップからの指示 |
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支援期間 | 2022年4月25~8月8日 |
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認証月 | 2022年7月 |
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北海道のコンクリート製造業を展開するお客様(中小企業)から、中小企業SBTを認定取得したい、御社のように実際に取組まれて認定されている事業者が一番の参考になる、とお問合せいただきました。
すでにSCOPE1,2と3のカテゴリー1は算定済みのお客様でした。
コンクリート製造業は、燃料の削減につながる代替技術が限られる現状があり、LNGの設備にしても減らせる量は少しだし、アンモニアや水素技術は、まだ開発段階で、SCOPE1、2の削減見込みがつかない中で、SBT(SME)認定を取得するべきか、ご相談いただきました。
セメント業界のSCOPE1、2は世界的に温室効果ガスの排出量が多く、課題になっている状況があります。
「国産の木質バイオマスによるボイラーは活用できないのでしょうか?」と伺うと
「近くに木質バイオマス発電所があるのですが、建設当初は国産の間伐材など利用するということで始まったのに、今では原料不足で、海外から輸入して発電しています。そうなってしまったら本末転倒ですよね。国産のバイオマスは限りがあり、そこに頼るのは良くないと考えています。」
と貴重なご意見を頂きました。
SBTのセメントセクターのガイダンス草案を確認した上で、弊社で翻訳した資料を共有させていただき下記をお伝えしました。
- 近い将来、SBTのセメントセクターではSCOPE3のカテゴリー1も必須になる可能性があること
- SBT(SME)認定を取得し、SBTからの連絡を通して、世界のセメントセクターの最新技術や課題解決のノウハウなど知る機会がある可能性
- SBT目標を理解し、科学に整合した削減目標の元、削減に取り組んでいる意思を示す重要性
上記を踏まえ、お客様側でご検討いただき、「SBT(SME)認証を取得してみることにしました」とご連絡いただき、ターゲット認定まで支援させていただきました。
お客様の声
SBTに関心を持ったきっかけは何ですか?
FITが始まった当時、太陽光発電所を国内に広げる等、リーダーシップをもって取り組んできたので、自社の脱炭素化やSBTもやる必要性を感じていました。
SBT(SME)認定した場合、SCOPE1の削減が必要になりますが、具体的削減方法があるのか、調べるほど、既存技術では難しく、目標だけ持つことになってしまってもいいのか、決心がつきませんでした。
SBT(SME)認定支援を受けてどうでしたか?
「支援いただけて良かったです。全工場に太陽光発電つけようと考えてます。蓄電池も。引き続き情報収集して、できること、実施していきます。」