昨今テレビやニュースでも目にすることが増えてきた”SDGs”。弊社でも取り組みを強化しようとしています。
手始めとして今回は、”SDGsについて知る!”をテーマにまとめてみました。
「SDGsってなんだっけ?」という方は冒頭のこれだけは押さえておきたい”SDGsって何?”から、
具体的な取り組みの進め方については、SDGsと事業内容の紐づけから始めました-マッピング-からご一読頂けると幸いです。
目次
これだけは押さえておきたい”SDGsって何?”
SDGsとは、2030年までに達成すべき世界共通の目標です
SDGs(エスディージーズ)とは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略称です。
持続可能でより良い地球環境を目指す為に設定された、2030年までに達成すべき国際目標です。
「誰一人取り残さない」という理念のもと、ジェンダーや貧困、教育、気候変動等に関する、17の目標と、達成に向けた指標となる169のターゲットで構成されています。
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられました。
世界では、貧困や飢餓に苦しむ国や水資源に恵まれずに苦労する国、十分な教育が受けられない国などがあるように地球規模でみると人類は様々な問題に直面しています。
今は辛うじて生活出来てもこのままでは地球がもたない。
そこで持続可能な世界を作るために設けられたのがSDGsです。
2分でわかる!解説アニメをおすすめします。↓
(出典:SDGsジャーナル)
具体的に見てみると?
実際にどのような目標とターゲットで構成されているのか見ていきます。
例として弊社の事業内容と関連性のある「気候変動に具体的な対策を(目標13)」について確認してみます。
目標を達成するためのターゲットの詳細内容は以下です。
目標番号(13.)+数字(1)がターゲットを指します。
ターゲット | 内容 |
13.1 | すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応力を強化する。 |
13.2 | 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。 |
13.3 | 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。 |
また、ターゲットを実現するための実施手段がセットで明示されています。
目標番号(13.)+アルファベット(a)が手段、手法を指します。
実施手段 | 内容 |
13.a | 重要な緩和行動の実施とその実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同で動員するという、UNFCCCの先進締約国によるコミットメントを実施するとともに、可能な限り速やかに資本を投入して緑の気候基金を本格始動させる。 |
13.b | 後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において、女性や青年、地方及び社会的に疎外されたコミュニティに焦点を当てることを含め、気候変動関連の効果的な計画策定と管理のための能力を向上するメカニズムを推進する。 |
このような感じで内容がまとめられています。やや難しいです。
各国で何をすべきかという内容になり、各企業や団体が具体的にどう落とし込み、どう取り組んだらいいのかというのが書かれていません。
これがSDGsをより難しく感じさせる要因でもあり、業務内容との関連付けがしづらく感じる担当者は多いようです。
SDGsと事業内容の紐づけから始めました-マッピング-
弊社ではまず、17の目標と169のターゲットを見渡し、事業と関連性のある目標が何かを確認する作業(マッピング)を行いました。
弊社の事業内容は空調メンテナンス、住環境開発(浴室リフォーム)、補助金コンサルティング、etc…となりますので、これらと紐づけられる部分を探しました。
◆弊社の事業内容(詳細)はこちらよりご覧いただけます。
目標1~17までのマッピング表をExcelで、以下のように作成しました。
※例として、目標13のマッピング表を掲載します。
ターゲットと手法を分けて記載すると、見やすくなりました。
自社の事業内容とSDGsとの関連性については、現在も確認作業を継続中です。
マッピングを行って感じたのは、「・・・他部署の業務内容がよく分からない。」ということです。
それぞれの部署で何をしているか分かっていないと、当然SDGsとの関連性を見つけることが難しくなります。
その為、他部署で働く社員にヒアリングしたり、資料をもらったりしながら、情報収集を行いました。
SDGsについて探る作業は、自社の業務内容をより深く知り、考えるきっかけになるとも言えそうです。
エコ・プランが取り組むSDGsとは?
空調メンテナンスに焦点を当てて考えてみました。
弊社では年間4万台以上のエアコンクリーニングを行っておりますが、エアコン洗浄(OH:オーバーホール)のメリットをSDGs目線で考えました。
エアコンのOHのメリットをピックアップしてみると、「エコ・プランでOHすることのメリットは何か?」というのが気になってきました。
”エコ・プランとして、SDGs目線で出来ていることは何か?”と掘り下げた時、以下のようなメリットが見えてきました。
(出典:SDGsジャーナル)
意外と色々な側面でSDGsと紐付けられることが分かりました!
SDGsと事業内容の関連性を考え始めると、自社の強みといった再発見にもつながりそうですね。
最後に
SDGsの特徴としては、17の目標と169というターゲットという情報量の多さが挙げられます。
全て網羅しようと考えると大変ですが、事業と関連性のある部分を少しずつ掘り下げる形で見ていくと、「すでにSDGsに取り組めている」と感じられるような発見があるのではないでしょうか。
弊社も引き続きマッピング作業を行い、取り組みを進めて参ります。