山梨県にある、ワイン工場のLED化工事と、空調機更新工事を行いました。
お客様は照明と空調について以下のように不満を抱いていらっしゃいました。
照明:工場内の照明は水銀灯が使用されていて、スイッチを入れてから点灯するまでに時間がかかる。
空調:エアコンや冷凍機が古く効きが悪いため、電気代がかかる。
そこで、コンサル会社様より「水銀灯のLED化工事」「エアコンの更新工事」「冷凍機のチラーへの更新工事」について、補助金を活用して行いたいと弊社に紹介いただきました。
工事に際しては、工場内に足場を立てたり、倉庫内の荷物を移動させたりする必要があったため、工場が稼働していない時間帯で、且つ荷物の移動が一度で済むように照明工事と空調更新工事の日程を合わせた作業工程を組み、お客様の負担が減るように心掛けました。
また、冷凍機についてはお客様側で細かく仕様が決められていたため、お客様が懇意にしている冷凍機業者の方に弊社の下請けに入っていただき、工事後の運用が問題なくできるようにチラー更新の施工をしていただきました。
冷凍機業者の方は補助事業の経験がないようでしたので、弊社が元請けとして管理監督を行い、写真撮影や作業納期など、事業完了に支障がないように対応いただきました。
今回水銀灯をLED化したことで、点灯まで時間がかかっていた不満が解決し、また、床置型のエアコンを天吊型へ変更したことで、倉庫内のスペースが10㎡ほど広くなりました。
お客様からは、工場内が明るくなり、倉庫内の作業スペースも広がったので、作業がしやすくなったとのお声をいただきました。
コラム
- 水銀灯の廃止の流れ
2013年に「水銀に関する水俣条約(日本政府が命名)」が採択され、2021年1月1日より製品の製造・輸入が禁止されています。
パナソニック株式会社は2020年6月末に水銀灯の製造を終了し、その他のメーカーも続々と製造を終了しています。
現在使用中の水銀灯は2020年以降も使用することは出来ますが、電球が切れた場合、簡単に入手することが難しくなっていきます。
器具の故障が起きる前にLEDへ更新することをおすすめします。
詳しくは、下記エコトピックをご参照ください。