エアコンや冷蔵冷凍機器などに使用される代替フロンについての改正法案(改正フロン排出抑制法)が2019年5月29日、参議院本会議で可決、成立しました。
代替フロンを使用した機器の廃棄時に、代替フロン回収を業者に依頼しない使用者(管理者)に対し、自治体の行政処分を経ずに50万円以下の罰金を科せるよう罰則が強化されています。
廃棄物、リサイクル業者に機器を引き取ってもらう際、フロン回収した証明書の写しとフロン回収した機器を一緒に渡すという新たな義務付けが加わり、違反者に罰金も科す内容となっています。
2020年度施行の見通しで、同日、原田環境相は2030年までに回収率7割としていた目標の達成時期を20年代に前倒しすると表明しました。
2019年6月下旬のG20に向け、アピール材料の一つにするということでした。
改正フロン排出抑制法 抑えたい2つのポイント ~環境省担当の方に聞きました~
① 機器を廃棄する時に、充填回収業者に依頼し、フロンを回収してもらうこと。
② フロン回収行程管理票を使用して、フロンを回収した証明の写しとフロン回収した機器を一緒に、廃棄物、リサイクル業者へ引き渡すこと。
環境省では今後、情報をまとめたパンフレットなど作成し、案内していく予定とのことでした。
詳しくはこちらをご覧ください。
・「フロン排出抑制法改正案 閣議決定!どうすればいいの?」
・業務用エアコンに点検義務があるってご存知ですか?
・エアコンの2020年問題?R-22全廃
【お問い合わせフォーム】
※上記記事に関することや、それ以外の事など、お気軽にお問い合わせください。