賃貸物件を探す際、特に人気の高い条件のひとつが「バス・トイレ別」です。
浴槽・洗面器・トイレを1室にまとめた3点ユニットバスと呼ばれる浴室タイプの物件は、それだけで入居が決まりにくい傾向があります。
3点ユニットバスは1Rや1Kの間取りの部屋に多いため、リフォームをしてバス・トイレ別にするのもスペースの関係上難しいことが多いです。
そんな3点ユニットバスの悩みを解決するのがシャワー室+トイレのユニット(S&PⅡ)への更新です。
既存3点ユニットバスのスペース内に設置し、「バス(シャワー)・トイレ別」を実現できます。
1、入居者のニーズに応えます
PanasonicAWエンジニアリング社が実施した単身者を対象としたアンケート調査※1では、回答者の約半数が普段浴槽にお湯をためずに使用しているという結果がでました。
つまり、普段「シャワー浴」が中心の方が多いということです。
また、男女問わず特に若い世代にはトイレ分離の優位性も高まっているため、3点ユニットバスをシャワー室+トイレ(S&PⅡ)へ更新することで多くの入居者のニーズに応えることができます。
※1「あなたのバスタイム調査」単身者回答
- 毎日お湯をためている 14%
- 週に半分くらいお湯をためている 4%
- たまにお湯をためる 38%
- ほとんどお湯をためない 42%
- お湯をためられない(浴槽がない)1%
2、シャワー室+トイレ(S&PⅡ)化のメリット・デメリット
【導入によるメリット】
- お部屋探し検索サイトからの問い合わせ増加と空室期間の短縮が期待できます
サイトの検索条件で「バス・トイレ別」にチェックをした場合、3点ユニットバスは検索から外れるため物件を閲覧してもらうことさえできませんが、シャワー室+トイレにすることで検索条件に該当して閲覧数の増加が見込めます。
結果として早期入居に繋がり、空室期間の短縮が期待できます。 - 居室スペースを狭めることなく工事可能
3点ユニットバスからトイレや洗面台を独立して設置する場合、通常は居室や収納スペースを狭めて工事をしなければなりませんが、シャワールームとトイレは元々ユニットバスが設置されていたスペースに設置できるため、居室や収納スペースを狭めることがありません。 - 入居者の使用性の向上
3点ユニットバスを利用している方の以下のようなお悩みを解決できます。
・入浴後にトイレ側の床が水浸しになる
・トイレットペーパーが濡れてしまう
・シャワーカーテンがカビやすい
【導入によるデメリット】
- 導入費用が3点ユニットバス更新費用と比べて高額になる傾向があります
3点ユニットバスに比べると、部品や工事工程が増えるため工事費が上がる傾向にあります。
長期空室による家賃ロスのリスクを考慮すると、早期入居で早期投資回収をした方が良いとも考えられます。 - 浴槽にお湯をためて使用したい方には魅力が薄い
毎日お湯をためて入浴したいと考えている方にとってはシャワーのみの浴室はデメリットに感じられます。
冒頭のアンケート結果で紹介した通り、シャワー浴がメインの単身者約半数の方にとってはメリットに感じられます。
3、導入事例
弊社で工事を行った3点ユニットバスからシャワー室+トイレ(S&PⅡ)の導入事例をご紹介します。
1Rアパートの限られたスペースの中で、利便性の高い浴室に仕上がりました。
4、まとめ
賃貸物件は希望者自身がお部屋探しサイトで物件検索をして、候補を絞ってから内見に行くことが殆どです。
内見をせずに、ネット検索と掲載画像だけで入居を決める方も一定数います。
検索から物件を見ていただく数を増やすことは、空室期間を短縮するうえで非常に効果的であると考えられます。
状態が悪い3点ユニットバスを新しく更新する際や、長期空室で悩んでいる1R・1K物件での導入を検討してみてはいかがでしょうか。
弊社で現場調査・御見積・施工までワンストップで行うことが可能なので、ご興味のある方は是非お問い合わせください。