2023年の7月は、地球全体で過去最高気温になりました。
※参照:気象庁
SBT 2022年レポートでは、2022年、ヨーロッパでは気温が47度を記録し、熱波で6万1000人以上が亡くなったと報告がありました。
※参照:SBT ウェブサイト「SBTiモニタリングレポート2022」
2023年は2022年の世界平均気温をさらに上回っている、ということです。
IPCCの予測では、2100年に最大4.8℃上昇する、というシナリオを公開していますが、「世界平均」なので、場所によってはより高くなる場所、あまり変わらない場所が存在します。
※出典:環境省
では、「東京の気温はどうなるのか」、気になって、気象庁の過去のデータを元に、独自に予測してみました。
1875年から2023年までの東京の8月の日最高気温平均値
上のグラフは、気象庁の1875年から2023年までの東京の8月の日最高気温平均値を、1875年から2023年までの平均値は31.6度を軸としてグラフ化し、近似曲線を表示しました。(黒の点線)また、2000年からのデータのみの近似曲線を別途表示しました。(赤の矢印)
グラフから、2000年以降の東京の8月の日最高気温平均値が上昇傾向であることがわかります。
仮に、2100年までそのまま赤い矢印を延長させると、気温上昇は約8度、つまり、31.6度+8度=39.6度、約40度、ということになりました。 (IPCCの世界平均気温が最大4.8度上昇という予測より東京の気温上昇率は高い可能性)
2000年からの気温上昇率を2050年以降に当てはめた場合
上項のグラフの、黒の点線と、赤の矢印の角度を分度器で測ったところ、30度でした。
今後、どんどん熱くなるという予測の元、仮に2050年でさらに赤矢印の角度を30度上げてみました。
(2050年を起点にしたことに何の根拠もありません。)
すると、約20度上昇、つまり、31.6度+20度=51.6度 となりました。
2100年の8月の東京の日最高気温平均値は51.6度・・・(あくまで素人の予測です。2030年や2040年を起点にした場合、もっともっと上げ幅は大きくなります。)
最後に
今回、世界平均気温上昇より、東京はより高い気温になる可能性が、見えてきました。(個人的見解)
上記予測はあくまでも日最高気温の平均なので、8月の中で、平均を上回る気温も十分に考えられます。つまり52度越え・・・とか。
日本は湿度も高いので、より過酷になることが予想されます。
今後、気温上昇の上げ幅がどのように変化していくかは未知数ですが、夏場の日中の屋外は、仕事をするにも、スポーツや、歩くだけでも危険になっていくのかもしれません。
今回の予測はあくまでも素人の個人的な予測です。このデータや予測から派生するあらゆる責任は負いかねます。予めご了承いただき、何かの参考にしていただければ幸いです。