2018年11月28日 大手町の日経ホールで行われた環境省とCDP共催の【 脱炭素経営フォーラム 】~TCFD・SBT・RE100~に参加してきました!
このフォーラムでは、パリ協定で採択された温室効果ガス削減目標達成のための手段の一つである、「TCFD」や「SBT」や「RE100」について、実際に導入した企業や投資家に対して導入経緯や現状を共有することで、TCFDやSBTやRE100の重要性を再確認し、普及につなげる場として開催されています。
弊社でも省エネルギー事業を展開する中、お客様の状況を理解するうえで重要だと考え参加しました。 定員600名の会場でしたが満員だったようです。
※外部リンクです。
■CDP
■TCFD
■SBT
■RE100
フォーラムの具体的なスケジュールについては後述しますが、大まかに説明すると世界に影響を与える方々の講演と、RE100等実際に取り組んでいる企業や投資家によるパネルディスカッションがあり、脱炭素経営を視野に入れている担当者が聞きたい事、知りたい事を網羅できる形で展開されていたのが特徴でした。
講演の概要
世界の流れや日本の状況について、環境大臣 原田義昭氏から、「経営に環境の指針を組み込むことは100兆ドルの投資家の賛同を得ている」といった挨拶がありました。
また、環境大臣挨拶の後のCDP CEOポール・シンプソン氏の講演では、「IPCCの報告はガードレールだ。ガードレールを越えるとどうなるか。1.5度と2度で、酷暑にさらされる人が2億6千万人変わってくる」「2020年をピークに急に低下させなければいけない。また2030年までに世界全体の排出量を半減させないければいけない」といった、危機迫るお話がありました。
※ICPP(気候変動に関する政府間パネル)とは国際的な専門家でつくる、地球温暖化についての科学的な研究の収集、整理のための政府間機構です。
パネルディスカッションで交わされた主な質問
■ 司会者から企業への質問
Q、RE100に加盟する上で難しかったところ
Q、RE100の計画を実践する為に行っていること
■ 企業から投資家への質問
Q、どのようにESGを経営評価しているか
■ 投資家から企業への質問
Q、役に立ったことや、逆にかみ合わない、もどかしいと感じた点はどこか
■ 司会者から企業への質問
Q、ESGがアドバンテージ、もしくはリスクに直結した事例はあるか
■ 司会者から投資側(中尾氏、広瀬氏)、ポール・シンプソン氏、ウグ・シュネ氏への質問
Q、今一番、何をしないといけないのか、何が求められているのか
上記のような質問で、回答や議論が行われました。
今回の脱炭素経営フォーラムの資料についてはこちらをご覧ください
https://cdp-jp.net/1537934431/event1128
最後に
今回のフォーラムに参加し、世界の大きな脱炭素の流れは今後も確実に拡大していくと感じました。弊社は株式公開していない中小企業ですが、こうした世界の流れに大企業や政府と同じような問題意識で出来ることを実施していきます。