義務化の流れが進むTCFD「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」ですが、賛同申請はとても簡単ですぐできます。
弊社も2021年12月に賛同しました。今回は賛同フォームの場所や入力項目、メーリングリストの登録までをご紹介します。
TCFD賛同フォームの場所
TCFD賛同フォームはTCFDの公式ホームページにあります。
トップページの一番下に【サポーターになる】というタブがあるので、クリックすると、【TCFDをサポートする】というページが開きます。さらに【サポーターになる】をクリックすると賛同フォームとなります。日本語に切替も可能です。
TCFD賛同フォームの入力項目
TCFD賛同の入力項目は下記の14項目です。
①会社名
②セクター(選択)
③業界(選択)
④領域(選択)
⑤国(選択)
⑥ウェブサイトURL
⑦時価総額 ※上場していない場合、上場した場合の時価総額を算定し入力します)
⑧運用資産 ※運用資産がない場合は¥0でも賛同できます。
⑨担当者のファーストネーム
⑩担当者の苗字
⑪担当者のEメール
⑫担当者の電話番号
⑬担当者の役割(選択)
⑭担当者の肩書き
入力を完了し、【参加する】をクリックすれば完了です。下記画面が表示されます。
メーリングリスト登録
【参加する】の後に出てきた画面の右下に【メーリングリストに参加する】という部分があります。
最新情報を入手したい場合は登録しておくとよいです。
登録に必要な項目は5つです。
①ファーストネーム
②苗字
③電子メールアドレス
④会社名
⑤国(選択)
TCFD ロゴデータを入手!
TCFDに賛同した後、賛同したことを社内外に発信する際、ロゴデータがあると、より印象に残ります。TCFDのロゴデータは、【info@fsb-tcfd.org】に賛同した旨と、ロゴデータを使用したい目的等記載してメールを送れば、データをもらうことができます。
EPS形式とPNJ形式で、白黒と、白抜きと、水色の3パターンのデータを活用することができます。
最後に
TCFDの賛同は、気候関連財務情報の開示をする前でも、後でも構いません。開示を済ませ、賛同する企業もあれば、賛同はしているものの、まだ開示されていない企業も多いようです。
また、大企業だけでなく中小企業も賛同できます。開示の内容も要求事項は公開されていますが、細かなルールや義務はありません。
TCFDを一部義務化しているPRIの賛同については、取り組みが確認できない場合除名されることがありますが、TCFDではそうした事例は今のところ見受けられません。
中小企業でも取り組みやすい活動です。弊社もできるところから開示していこうと考えています。
弊社のシナリオ分析等で使用したエクセルシートを下記記事でテンプレートとして公開しています。登録などなしで無料ダウンロードできるので、下書きなどにご活用ください。
◆【TCFDシナリオ分析 テンプレート】6つのステップ ①準備と設定 ②リスク重要度評価
一緒にできるところから進めていきましょう。
こちらもご欄ください。
◆TCFD義務化?!TCFDとシナリオ分析、SCOPEとの関係は?