お店や建物に入った時、業務用エアコンの吹き出し口の天井などに、埃や汚れが付着しているところを、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
その現象はスマッジングと呼ばれ、室内機からの風が吹きつけられて結露などを介して起こります。スマッジングは見た目が悪いだけではなく、埃やカビも含まれる為、衛生環境も悪くなります。
スペースパネルを活用してみましょう
天井が狭い場所に室内機を設置する際に、スペースパネルというオプション部材を使用する場合があります。天井面とパネルの間に挟むように据え付けることで、天井面と吹き出し口の距離をあけることが出来、スマッジング(汚れ)を抑えます。
飲食店などの熱がこもりやすい室内環境で有効です。また、照明などの装飾が近くにあって、エアコンを設置できなかった場所にも新しく設置することが出来ます。
※設置環境や室内機のタイプによってはスペースパネルの利用が出来ないことがあります。
室内機の分解洗浄をしてみましょう
スマッジングは室内機の中の汚れも原因となります。吹き出し口からの空気が汚れていれば当然スマッジングが起きてしまいます。ドレンパンや熱交換器という部品が汚れやすく、そこを通った空気が吹き出し口から出ていくことがスマッジングの原因となります。
根本的な問題の解決には、オーバーホール(分解洗浄)を定期的に行うことが有効的です。
オーバーホール(分解洗浄)とは、いわばエアコンの丸洗いクリーニングです。今お使いのエアコンを快適にお使い頂き、なおかつ消費電力・電気代を抑えることもできます。
最後に
見栄えでも衛生的にもスマッジングの対策をお勧め致します。
放置しすぎるとカビが繁殖して、より広範囲に広がってしまいます。現状汚れている場合は、一度、汚れている天井や壁も含め、室内機と共に綺麗にしてから、スペースパネルを導入しましょう。
天井や壁面が汚れていると店舗やオフィスであれば、お客様や取引相手の不快感につながります。清潔感を維持することで、店舗や会社のイメージをアップさせましょう。