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【2019年度 SCOPE3】 カテゴリー1,2,3,4,5 算定結果!

エコトピック
脱炭素関連

2019年度の弊社の温室効果ガス排出量であるSCOPE1,2,3の算定を進める中で、前回SCOPE1,2の結果報告をさせていただきました。今回はSCOPE3の15項目あるカテゴリーの中で算定が完了した1,2,3,4,5について、ご報告いたします。

 カテゴリー1 購入した製品・サービスは【微増】

弊社が2019年度に購入した製品やサービスの費用は、売上が増えたこともあり、前年より18%増えました。温室効果ガス排出量も金額ベースの排出原単位を使用しているため、増加し、13409.6t-CO₂でした。

購入している製品やサービスの大半は、業務用のエアコンの機器や部品、設置に必要な配管や備品です。また、足場やクレーン、内装業者などの協力業者に伴う排出も多くを占めます。

カテゴリー1を減らすには、購入しているエアコン機器や部品そのものの原料採取から製造までの温室効果ガス排出量を減らす必要があり、サプライチェーン全体の取組が不可欠となります。

カテゴリー1グラフ

カテゴリー2 資本財は【増加】 

カテゴリー2の資本財からの温室効果ガス排出は、業界ごとの排出原単位が決まっており、資本財の金額に応じて温室効果ガス排出量も増えます。

2018年度にほとんどなかった資本財は、2019年度、三郷CKTCに設置した太陽光発電や蓄電池、また、試験的に導入したスマートグラスなどの費用により、大幅に増加し72.1t-CO₂でした。

2018年度  2019年度 
 0.9 t-CO₂  72.1 t-CO₂ 

カテゴリー3 燃料およびエネルギー関連活動は【微減】 

燃料およびエネルギー関連活動は、SCOPE1,2の排出量に応じて、算定されます。
2019年度は前年の96%となる49.9t-CO₂でした。

カテゴリー3グラフ

カテゴリー4 輸送配送(上流)は【横ばい】 

輸送配送は、室外機設置台数、室内機設置台数、ルームエアコン設置台数をもとに算定していますが、28.9t-CO₂と、昨年と同じ排出量となりました。

カテゴリー5 事業から出る廃棄物は【微減】 

事業から出る廃棄物は、現場に手配した産業廃棄物処理業者と、オフィスから出る一般廃棄物を含む廃棄物の量(量がわからない分は金額)から算定しています。

2019年度は88.6t-CO₂と、前年より6%減りました。

 最後に 

2018年度に比べ2019年度は、皆様のおかげで売上を増やすことができました。その影響で仕入れ額も増えたため、カテゴリー1は増加し、太陽光パネルの設置やスマートグラスの導入など新たな資本財もいくつか導入したことで、カテゴリー2が大きく増加しました。

一方でカテゴリー3やカテゴリー5は減っています。今回、企業の売上を伸ばしながら、温室効果ガス排出量削減を行う難しさを感じました。

また、SCOPE3を削減するには、サプライチェーンの協力が不可欠だと感じました。

SCOPE1,2,

2019年 カテゴリー6,7,11,12結果はこちら
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