真夏の飲食店の厨房やオフィスのレイアウト変更時など「ここにエアコンを増やしたい!」と思うことってありませんか?
何もないところにエアコンを増設するときは注意して確認するべきポイントがいくつかあります。どういったところに注目すれば良いのでしょうか。
1、機器選定は少し大きめのものを
エアコンの大きさは部屋の広さに合わせて選定しますが、冷暖房の効き具合は部屋の用途、窓の数、出入りする人数や方角など様々な要素によって変わります。
そのため条件にぴったりのエアコンを増設したのに場合によっては「全然効かない!」という事が発生する場合があります。
そうならないためには条件に合った容量より、ワンランク上の大きさのものを選ぶと安心です。
2、室外機の置き場所を確保しましょう
エアコン工事の際、室内機をどこにつけるかも大事ですが、忘れがちなのが室外機です。増設する場合は、室内機とセットで室外機も増やさなくてはなりません。
屋上やベランダ、建物の横に置く場合がほとんどですが、架台を使って壁にくっつけたり庇から吊り下げたりすることもあります。
また室内機と室外機を配管で繋ぐため、配管を通すスペースが必要になります。場合によっては建物に穴を空けなくてはならないかもしれません。穴を空ける場合は建物のオーナーさんの許可が必要になるため、事前にしっかりと確認するようにしましょう。
3、電気の容量に注意
建物にはその中で使用できる電気の容量が決まっています。「こたつとアイロンと電子レンジを同時に使ったらブレーカーが落ちた!」というような経験をしたことはありませんか?それと同じで、容量以上の電気設備を同時に使うことはできません。
増設する場合は総電力量を超えないように、今建物内で余っている電力量はどのくらいなのか、増やしても大丈夫なのかを確認する必要があります。エアコン増設を検討する際は、電気代を支払っている電気会社や建物の設備担当者に聞いてみてください。
by ESC事業部 テクニカルサポートグループ CS1課 田中