2022年12月2日、RE Action(企業、自治体、教育機関、医療機関等の団体が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示す枠組み)が発足して3年、初のリアル対面でのシンポジウムが開催されました。
どのような人たちが、どのような想いで、活動しているのか、直接聞きたいと思い、参加してきました。
シンポジウム、どんな内容だったの?
内容は、2人の講演と、4社の事例発表と、パネルディスカッションという構成でした。
開会挨拶
14:00
梅田 靖
再エネ100宣言RE Action 協議会委員/グリーン購入ネットワーク 会長/東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 教授
応援メッセージ披露
14:05
講演1
14:15
「需要家によるイニシアティブの意義」
三宅 香氏
日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)共同代表/三井住友信託銀行株式会社 ESGソリューション企画推進部 主管
講演2
14:40
「年次報告書2022速報 ~需要家の声・取り組み~」
土肥 良一
再エネ100宣言RE Action 協議会委員/芙蓉総合リース株式会社 経営企画部(CSV推進担当) 本社上席審議役
休憩
15:00
事例発表
15:20
再エネ100宣言 RE Action参加団体の先進的な取り組みの紹介
山本浩之氏:川崎信用金庫 総合企画部 副部長
テーマ:行政と連携した地域の脱炭素化について
中西謙司氏:山中製菓株式会社 代表取締役
テーマ:メーカーが取り組む再エネ調達と課題
砂金英輝氏:株式会社宮城衛生環境公社 代表取締役
テーマ:トップリーダーを目指す脱炭素経営への道のり
鈴木達也氏:株式会社新昭和 取締役特建事業本部長
テーマ:Action for carbon neutral
―脱炭素社会実現のための新昭和グループの取組み―
パネルディスカッション
16:00
講演および事例発表の登壇者によるディスカッション
ファシリテーター 金子貴代 再エネ100宣言 RE Action
閉会挨拶
16:30
大島 理森氏
JCLP特別顧問/前衆議院議長
◆RE Action シンポジウム2022―再エネが照らす脱炭素社会
印象に残った事
どのプログラムも印象に残りましたが、特に、三宅氏の、JCLP発足からこれまでの歩みのお話と、4社の事例発表が印象的でした。
4社の事例発表では、地元企業や自治体と密着した信用金庫の潜在能力の大きさや、最終保証電力になってしまったときの電力単価、また、廃棄物処理を扱う企業の可能性、地元の小中学校も巻き込んだ取組などをご紹介いただきました。
パネルディスカッションの質問内容や回答内容も、非常に参考になりました。
最後に ~直接会えることの大切さ
今回、会場で直接登壇者や、その他の方々にもお会いすることができ、講演内容について、質問したり、見解を伺ったり、個人的な相談のような話もすることができました。
また、費用がかかる取組や、リスクがある取組を、ポリシーをもって積極的に実施する方々のパワーを感じ、弊社もまだまだできることは沢山あるな、と想いを新たにすることができました。
中小企業同士、親近感も感じるので、負けてられない、といった気持ちや、自社やサプライチェーンを巻き込んだ取組を始めたとき、相談相手ができたな、と感じます。
まだまだカーボンニュートラルの目標には遠く及ばず、課題も多々ありますが、これからも、情報収集や、同じ思いをもって取り組む方々と共に、一歩でも前進していけるよう、模索していきます。
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