寒い冬を乗り切るためには、お金をかけず地球環境にも優しい方法として、保温性の高い防寒具を身に着けるのが最も効果的です。しかし、重ね着にも限界がありますので、エアコンを賢く使って暖かさを確保しながら電気代も抑えるための7つのポイントをご紹介します。
目次
冬のエアコン活用術7選!!
① 室温は20℃前後に保つ
部屋を適度に暖かく保ちながら電力消費を抑えるためには、室温を20℃前後にするのがポイントです。
この温度は、環境省も推奨する快適かつ省エネ効果のある温度帯とされています。
設定温度を1℃下げるごとに電力消費を約10%抑えられるため、室温を20℃目安に保つことで暖房効率も良くなり、電気代も節約できます。
② 風向きは下向きに調整
温かい空気は軽いため自然と上にたまりやすく、足元が冷えやすくなります。
そのため、エアコンの風向きを下向きに設定すると、温かい空気が部屋全体に広がりやすくなり、効率よく暖められます。また、サーキュレーターを併用して空気を循環させると、さらに均等な暖房効果が得られるため、快適さが増します。
③ フィルターの定期清掃
エアコンの吸い込み口にほこりがたまってきたら、フィルターを掃除するサインです。
フィルターを掃除することで吸い込みや吹き出しの負荷を下げることができるため、電気代を節約できます。冬場はコートやマフラーなど、夏に比べてほこりが舞う頻度が多いため、フィルターは汚れやすくなっています。年末の大掃除の際、エアコンのフィルターも掃除することをお勧めします。
業務用エアコンのフィルターってどうやって外せばいいの?
※メーカーにより多少異なります。ご了承ください。
④ 加湿器と併用して体感温度アップ
冬場は湿度を保つことで、部屋をより暖かく感じることができます。夏に除湿するだけで涼しく感じるように、冬場は加湿するだけで暖かく感じやすくなるため、エアコンだけでなく加湿器を併用するのが効果的です。
湿度が低いと寒さを感じやすいですが、湿度を50~60%に保つことで体感温度が上がり、設定温度を抑えていても暖かさを感じられるようになります。
また、加湿は風邪予防や肌の乾燥防止にもつながるため、冬の健康管理にも役立ちます。
⑤ 晴れた日は太陽光を活用
晴れた日には、カーテンやブラインドを開けて太陽光を取り入れることで、自然に部屋の空気が暖められます。太陽の熱で温められた空気が部屋に蓄えられるため、エアコンの使用を抑えられ、電気代の節約にもつながります。
特にオフィスでは、日中カーテンやブラインドを開けておくことで、夕方まで室内の暖かさを保つことができるため、エネルギー効率が上がります。夜はカーテンを閉めることで暖かさが逃げにくくなるので、昼と夜で上手に調整すると暖房効率を高めることができます。
⑥ 室外機をチェック!積雪時は要注意!!
エアコンの室外機の周囲に物を置いたり、壁がすぐ近くにあったりすると、吸い込みに負荷がかかり、熱交換がうまく行われず、エネルギー消費が増えたり故障の原因になったりします。
これからの季節は「雪」にも注意が必要です。暖房をつける前に室外機周りの雪を30センチ以上除雪しておくと効果的です。雪で室外機がふさがれていると、暖房が効かなくなったり、故障の原因になることがあります。また、屋根からの落雪で室外機のファンが破損する恐れもあるため、防雪フードを取り付けるなどの対策も有効です。
⑦ EMSでさらに効率UP!
EMS(エネルギー・マネジメント・システム)を導入することでエアコンの消費電力をリアルタイムで管理でき、電力を無駄なく使えます。
EMSはエアコンの稼働状況や電力消費を監視し、必要な時に効率的な稼働をサポートしてくれるので、エアコンの設定や温度調整が自動で最適化され、さらなる省エネが期待できます。
お客様の状況に応じて活用できる補助金等をご提案させていただきますので、ご興味があればご連絡ください。
エアコンが10年以上前の機器なら入れ替えを検討
エアコンを10年以上ご使用の場合、最新の機器への更新で省エネ効果が高まり、電気代の節約が期待できます。また、更新の規模や地域により異なる補助金も活用できる可能性があります。
エアコン工事をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。お客様に最適な補助金のご提案をいたします。
まとめ
冬の寒さ対策として、エアコンを効率よく使いながら電力消費を抑えるための7つのポイントをご紹介しました。設定温度や風向きの調整、加湿器の併用、太陽光の活用、フィルター掃除、サーキュレーターの活用、そして室外機周りの整理といった工夫で、快適さと省エネを両立できます。
さらに、EMS(エネルギー・マネジメント・システム)を導入することで、エアコンの消費電力を自動で最適化し、無駄なエネルギーをカット可能です。これらのポイントを活用して、冬の電気代を抑えつつ、快適で暖かい空間を実現しましょう!