現在ユニットバスは多くのメーカーから販売されています。
国内メーカーだけでも魅力的な製品やプランが数多くあり、選択肢が多いため浴室のリフォーム(交換)を検討する際にメーカー選びだけでも迷ってしまう事はありませんか?
今回は大手ユニットバスメーカー3社の特長をまとめて紹介します。
メーカー毎に特長があるため、ユニットバス選びの参考にしてみて下さい。
目次
1.ユニットバスの主要メーカー 一覧
現在国内で販売されている主要なユニットバスメーカーは
- LIXIL(シェア率1位)
- TOTO(シェア率2位)
- Panasonic(シェア率3位)
- クリナップ
- タカラスタンダード
- ノーリツ
- トクラス
- 積水ホームテクノ
- ハウステック
- ブリヂストン
等が挙げられます。
ユニットバス市場のシェア率は、LIXIL・TOTOの上位2社だけで5割以上を占めており、次いでPanasonicが約13%のシェアで続き、その他のメーカーは大きく差がない状況です。
多くのシェアを占めている上位3つのメーカーの特長を比較してみます。
2.シェア率第1位:LIXILのユニットバスの特長
LIXILは、INAXとトステムが合併してできたメーカーで、シェア率は28%です。
LIXILのユニットバスの特長を一言で表すと
コストパフォーマンスの良さとデザイン性の高さです。
オプション品の組み合わせバリエーションが豊富で、自分好みの機能を備えた浴室にカスタマイズする事ができ、女性からの支持率が高いデザイン性が魅力です。
特長的な機能としては...
【キレイサーモフロア】
床表面に特殊な処理加工がされていて、独自の断熱構造で冬場も暖かく、溝の奥までスポンジが届く形状で皮脂汚れも落としやすく掃除も簡単です。
【くるりんポイ排水口】
お湯を抜いたときの水流で排水口内に渦を発生し、髪の毛やゴミをまとめます。汚れもヌメリも付着しにくい材質で作られていて、特許も取得しています。
【丸洗いカウンター】
取り外し可能なカウンターに設計することで、壁際の汚れも簡単に掃除できます。
ハイグレードモデルでは...
【アクアフィール(肩湯)】【アクアタワー(打たせ湯)】等があります。
LIXILのユニットバスは、浴室掃除が手軽にできる高い機能性に加え、オシャレな商品デザインが人気の理由といえます。
3.シェア率第2位:TOTOのユニットバスの特長
TOTOは日本でユニットバスを初めて開発した大手メーカーで、シェア率は25%です。
TOTOのユニットバスの特長を一言で表すと
高い技術力です。
長年の開発で培った技術力はユーザーから非常に好評で、一度TOTOの商品を使ってからは他メーカーの製品に戻れない!といった声もあるほどです。
浴室だけではなく、トイレ等の水まわり商品開発を長年行っているため、培ったノウハウを活かして高品質高機能な製品を販売しています。
特長的な機能としては...
【ほっカラリ床】
断熱クッション層があり、「冷たくない・柔らかい・水引きが良い」という機能を備え、衝撃に強く安全性にも優れた床です。
【魔法瓶浴槽】
高断熱浴槽で、4時間で湯温が2.5度しか低下しないという実験データもあります。
【エアインシャワー】
シャワーに空気を含ませることで、勢いを保ちながらも従来品と比較して約35%も節水が可能となったシャワーです。
TOTOのユニットバスは、節水や省エネ性能が高く、様々な技術を活用することで誰にでも使いやすく設計されているのが人気の理由といえます。
4.シェア率第3位:Panasonicのユニットバスの特長
家電メーカーとしても有名なPanasonicはシェア率13%です。
Panasonicのユニットバスの特長を一言で表すと
美容性とカビ対策です。
総合家電メーカーならではの様々な機能があり、意匠性、そして美容効果を期待できる機能が魅力です。
特長的な機能としては ...
【酸素美泡湯】
酸素を含んだミクロの泡で、39℃のぬるめのお湯でも体が温まります。
入浴後にはスベスベでしっとりとした肌になるため、美容効果も期待できます。
【カビシャット暖房換気乾燥機】
センサーで浴室内の温度と湿度を検知し、効率的に浴室全体をすばやく乾燥させることでカビの繁殖を防ぎます。
Panasonicのユニットバスはミストサウナやアロマ照明等もオプションで設置する事が可能で、女性を中心に美容や健康を気づかう方に人気です。
5.最後に
シェア率3位までの各メーカーの特長をご紹介しましたが、シェア率に関わらず他のメーカーからも素晴らしいユニットバスが多く販売されています。
価格やデザインや機能等、メーカーにより強みがそれぞれ異なりますので、何を重要視して選ぶかを決めて、自分に合ったユニットバスを選択すると良いでしょう。