福祉施設を運営するお客様から、ホームページのフォームから初めてお問い合わせいただき、エアコンの更新工事を行いました。
雨が降る度に電源が落ちてしまうとのことで、お客様のご希望では修理をご希望されておりましたが、以下の点により入替えをご提案し、ご納得いただいたうえで施工いたしました。
- 20年以上使い続けている古いエアコンであること。
業務用エアコンの寿命は10~15年程度(状況により変わります)であるため、入替をおすすめしています。
関連記事:「修理」と「入替」どちらがお得? - 使用されている冷媒がR-22であること。
冷媒R-22は2020年に生産が全廃となっており、入手が困難です。仮にガス充填が必要な修理が発生した場合、入手コストがかかって修理費用が高額になる可能性があります。
関連記事:エアコンの2020年問題?R-22全廃 - 今回の修理に必要な部品はメーカーの在庫がわずかにありましたが、それ以外の部品は供給が終了していること。
今回修理ができて延命することができても、別の個所で故障が発生すると入手コストがかかり修理費用が高額になる、もしくは修理できない可能性があります。
工事に際しては、以下の点に注意を払いました。
- 室外機のある屋上にはお客様所有のものが設置されておりましたので、スムーズに作業が進められるように打ち合わせを行い、事前に移動していただきました。
- 2フロアの作業でそれぞれ営業時間が異なるため、お客様の業務に支障を来さないように、冷媒回収を行う時間帯をずらすよう作業工程を組みました。
- クレーン作業がありましたので、近隣の住居者の方々へご迷惑をおかけしないようにお知らせのチラシを配布いたしました。
- 室内電源の増設に伴い、サーバーの電源にかかわる電灯主幹ブレーカーを落とす必要があったため、サーバー復旧後の確認で休日対応いただくことがないように停止期間はお客様のいらっしゃるタイミングで行いました。
作業はスムーズに進み、問題なく完了しております。
お客様からは、クレーン作業におけるチラシ配布で周辺への安全にも配慮して作業を行ったことに喜んでいただき、また「不安(エアコンが使えなくなる)なく過ごせるようになりました。問題なく終えてもらってありがとうございました」という嬉しいお言葉をいただきました。