産廃処理工場のお客様から工場内の空気環境の改善についてご相談いただき、作業室内のエアコン工事を行いました。
本工場では竣工時から空気環境が悪く、以下のような労働環境の改善が課題となっていました。
- 問題点
- 稼働時はひどい時だと粉塵で室内が真っ白にけぶってしまう。
- 既存の排気設備の能力が高く、既存の空調設備だと温度調節がほとんど効かないため、夏場の時期だと35℃くらいの環境下での作業になってしまう。
労働環境改善の件では「室内でお弁当が食べられる環境(くらいの労働環境)にしたい」というお話もあったそうです。
そこでお客様は、過去に別工場で行った工事実績を評価していただけた弊社に相談して下さり、今回の工事にいたりました。
問題改善のためには、単純な容量アップやエアコンの増設だけでは解決しないと判断し、機器について詳しい自社のエンジニアが直接お客様に説明したりしながら以下のように改善提案を行ってご納得いただき、施工いたしました。
- 改善内容
- 室内温度改善と給気不足改善のため、既存設備よりも能力の高い外気取込用設備用エアコンを選定して設置し、さらに作業室内を冷暖できるようにビルトインを3台増設。
- 粉塵の排気改善のため、既存の排気能力に見合う給気ファンを設置。
作業に際しては、工場の通常業務に支障を来すことがないように夜間を中心に行い、日中にしかできない作業については工場が稼働していない休日などに合わせて行いました。
工事完工後、同じように作業をしていただくと、粉塵で部屋が白くけぶることもなく、また室内で作業する方にも冷気が当たるようになり、設備担当のお客様や工場のライン長様にお喜びいただきました。
また、完成検査の際には役員の方から「綺麗に仕上げてもらってありがとう」というお言葉をいただき、大変満足された様子でした。