太陽光発電量の予測と結果は?
2020年2月末に、三郷オフィスに太陽光発電を設置してから1年以上が経過しました。設置当初の発電予測に対して、実際の発電量がどうなっていたのか、検証しました。
結果は、予測より9%多い発電量となりました。昨年の7月は長雨で日照時間が少ない中でしたが、曇りでも発電効率がよいタイプのパネルだったこともあり、予測を上回る発電量でした。
自家消費できたのは何%?
三郷CKTCの太陽光発電を接続している従量電灯の消費電力から、買電電力を差し引いた分を、自家消費分とした場合、太陽光発電で発電した電力のうち、どれくらい使ったか、検証したところ、67%でした。
夜間、太陽光発電が利用できない時間帯で、蓄電池でも賄いきれなかった分や、休日の未利用分が影響していると考えられます。
蓄電池の効果は?
蓄電池は家庭用の小さなタイプが2台ついているのですが、発電した電力に占める蓄電できた割合は平均で30%でした。そのうち放電して使った割合は77%でした。
最後に
太陽光発電の導入効果は、一般的に電気代が高くなるほど、高くなります。近年毎年上がる再エネ賦課金の影響もあり、電気代自体が高くなってきているため、太陽光発電の導入効果が高くなっています。
太陽光発電のコストが原発より安くなるという経産省の発表がある中で、カーボンプライシング導入やTCFDの義務化の議論も現実味を帯びてくる昨今、再エネの需要が増えれば、再エネの価格にも影響し、電気代がどう変化していくのかは、不透明です。
自家消費太陽光発電は、そうした価格変動の影響を緩和してくれる役割も果たしそうです。