業務用エアコンのトラブルの多くは機器の汚れによるものです。また、室内機の汚れとなると設置状況によっては点検が困難だったり、高額になったりする場合がございます。ダイキンには「Kirei ウォッチ」という室内機の汚れを可視化できるサービスがございます。
ドレンパンの中が見えると何がいいの?
ドレンパンとは、室内機の結露水を受け止める部分です。室内の空気を冷やす際に生じる結露水は、空気中のホコリを取り込みながら、ドレンパンに溜まっていきます。そこに細菌などが増殖し、ドレンパンは汚れて、詰まったり、排水するためのドレンポンプが壊れたりして、水漏れや機器の故障につながります。
「建築物衛生法(略称)」 では、病原体による居室内部の空気汚染防止対策として、【空調機ドレンパンの汚れや閉塞の状況の点検】及び【必要に応じた清掃】を義務付けています。ただ、業務用空調機は手に届かない場所に設置されていることが多く、点検作業は作業負担や費用がかかります。
ダイキンの「Kirei ウォッチ」は、室内機の結露水を受け止めるドレンパンのドレンポンプがついている部分に定点カメラを設置することで、ドレンパン内部の様子を遠隔操作で確認できるシステムです。撮影した写真をデータに残すことも、汚れの経過をグラフで確認することもできます。
どんなメリットがあるの?
定点カメラによる撮影で、点検にかかるコストを大幅に削減できます。また、撮影したデータを記録しておけばどのくらいの頻度で清掃が必要な設置状況なのかを、より具体的に割り出すことができ、汚れによる空調機のトラブルを事前に対処することが出来ます。
最後に
このシステムを取り入れれば汚れの早期発見につながり、メンテナンスの最適化と経費削減につながります。それは汚れにより機器に負荷がかかり、圧縮機などの主要な部品の寿命を縮めることを防ぎ、機器自体の長寿命化にもなります。
このシステムに対応しているのはダイキン製の下記機種となります。
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